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生体間の腎移植のコトが問題になっている。
かかわった医師の一人が岡山県民という事で、
地方紙もその話題を大きく扱っている。
私はあれを見て、臓器移植ってこんなに簡単になったんだなと思った。
確か国内で生体肺移植を成功させたのが、ついこの前だったような…。
科学の進歩というのは素晴らしいとみんな言う。
たしかにそうなんだろうけど、ちょっと待って…とも思う。
クローン人間は「神の領域を侵す」とか言われてるけど、
ヒトはその「神の領域」を少しずつ少しずつ侵食して、
そのことに鈍感になっているような気がする。
輸血だって、ある意味「神の領域」を侵すことかも。
神から与えられたこの身体を
切ったり縫ったりすることがそもそも侵しているのかも。
マウスにヒトのES細胞を植え付け、人口肝臓を作ることに成功したとか…。
そのマウスだって神から与えられた命をちゃんと持ってる。
医学の進歩のためなら動物実験もいたしかたないというのが、多くの意見。
そうかも知れないけど、納得がいくわけでもない。
マウスの命には鈍感になっている。
どこまでも続くヒトの「長生きしたい」欲求。
そのうちサイボーグ人間も本当に現れるかもしれない。
鈍感でいたくないという思いだけがある。
自分たちの傲慢さを、忘れずに知っておくこと。
私も、もしもなすびやうりが瀕死の状態で、
輸血したら、あるいは、
捨てられようとしているそこの臓器を移植すれば命が助かりますと言われたら、
「お願いします」と迷わず言うと思うな。
ひょっとしたら健康なマウスを殺してもいいと言うかも知れない。