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なすびがいなくなって3週間も過ぎてしまった。
その間ブログの更新をしようと思って、何度も書きかけたけど、
なかなか文章にならない。
内容が暗くなると、すぐに消去して…を繰り返したけど、
みんなに報告とお礼を言わなくちゃ!
今更だけど、なすびのお葬式。
なすびは岡山市の火葬場にて焼却してもらうことにしていた。
亡くなった翌日は友引でお休み。
もう1日一緒にいようねってことだなと思ったら、
その日友人がたくさんお別れに来てくれた。友引をいいように解釈。
みんなに会いたかったんだね~。
思い出を話しながらなすびの眠っている箱にべたべた工作。
子供の遊びだ(笑)。
切り絵でうりと泣いている私を作ってくれた友人。(似てないと私は主張)
なすびの一番近くに貼ってくれた。さみしくないね。
翌朝、うりを連れて斎場へ。
おやつもたくさん入れた。ボールも持って行って遊んでね。
なすびの病気が解った時友人が尾道まで行って買ってきてくれたお守りも持参。
きっとなすびを守ってくれる。
市の火葬場では自分で骨は拾えないので、
おせんべいの空き缶を持参して「この中に遺骨を入れて」とお願いした。
そして、2時間の空き時間、うりと後楽園周辺を散歩。
銀杏がきれいで、清々しい日だった。
出来上がったお骨はこの中へ。たっぷり入っていた。
家にはお花がたくさん届いた。
本当にありがとう!!
私が死んでも、こんなにたくさんのお花は貰えないだろう。
その日のうちに、ギャラリーで骨壷を買ってきた。
沖縄の作家の作品なのだそうだ。
こんな用途に使われるとは思ってなかったよね。
でも大切にしますから…
入りきらない骨は少しずつ思い出の場所に散骨中。
毎日お花のお世話をすることで、救われた。
なすびのためにできることがそれだったから…。
ひとつひとつのお花を見て、心の底からきれいだと思う。
めそめそする日もあるけど、なすびのいないことに少しは慣れた。
でも、まだ実感がない。
どこかへ行っていて、また帰ってくるかも知れないと、
心の片隅で思っていたりする。
なすびの最後の2日間のことを何百回も思い出した。
それを思い出さないために、古いビデオを見て笑ったりするけど、
気がつくとまたそこに戻ってしまう。
「ごめん、もっとできたことがあったかも…」そんな気持ちが残ってしまった。
でも、この気持ちもだんだん薄れて、そして楽しかったことが残るはず。
なすびもその方が嬉しいだろう。
今日の我が家。
お花、少しコンパクトになってしまったけど、
まだこんなに賑やかでキレイ。
何度も水切りして、入れ替えて、もう少し楽しめる~。
お花を贈ってくれたみなさん、そしてお別れに来てくれたみなさん。
寄り添ってくれた人たちに心から感謝!
そして最後にうりのこと。
お骨になったなすびと家に帰った時、うりは家じゅうを探して回っていた。
クローゼットの中を覗きにきたり、バルコニーに出てみたり。
その姿が笑えた。
2日間くらいは、お散歩から帰った時、なすびを探すそぶりをしていたけど、
今はもう解ったみたい。
ただ、相変わらず一人のお留守番が苦手。
もう少し慣れてくれ~。
でも、そんなうりがいてくれて良かった!
なすびは11月17日22:05に息を引き取りました。
この後は、なすびの最後の様子を書きます。
本当はお正月くらいまで頑張ってくれたらいいなぁと思っていた。
でも腫瘍は猛スピードで大きくなり、
14日にレントゲンを撮ってもらった時には、
すでにお腹の半分を肝臓の白い影がおおっていた。
胃も、腸もすでに正常な位置になく、
食べた物を吐くようになっていく。
お肉や野菜、果物やヨーグルトなど、ミキサーペースト状にして、
少しずつ少しずつ与える。
なすびは亡くなる前日まで食べることに執着してた。
なすびらしくてステキ!
16日午後、私の指についたヨーグルトをぺろぺろ舐めたのが最後。
その日の夜にはそれさえも全部吐いてしまい、
ついに食べることをやめてしまう。
トイレも前日まで自分で行くと言い張った。
場所は間違えたけど、十分だったよ。
写真は16日夜のなすび。
痛みや苦しみもあったと思う。
私は見ていられなくて「安楽死」も頭をよぎった。
でもかかりつけ医は土日出張で不在。
それを知った時なすびが嫌だと言っていると解った。
だから、ずっと横で見守ろうと決めた。
自分で意思表示する、これもなすびらしくてステキ!
最後の時、
3日間、ほとんど寝ていなかった私が一瞬睡魔に吸い込まれた時、
それと同時になすびも永遠の眠りについた。
大きく口を3回パクパクして動かなくなる。
眠りに入る前に、心臓の音がガンガン元気だと確認したのに。
その一瞬で止まってしまった。
そんな、潔さもカッコ良くて、大好き!
15年前の6月になすびが我が家に来た時、
「15年は一緒にいようね!」と言ったのを、覚えててくれた。
あまりにも素敵な生涯だった。心から誇りに思う。
本当にありがとうの気持ちでいっぱい。