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3月忙しくてしばらく放置気味。
今日は先日観たお芝居の話を…。
「地点」高松公演 ワーニャ伯父さん
あんまり翻訳劇は好きじゃない。
チェーホフにも、さほど興味なし。
そういう私がこの公演を観にいったのは三浦基さんの演出を観たかったから。
狭い空間に砂を敷いた舞台。
塗装のはげたグランドピアノがひとつ。
ピアノから草が生えてるし。
天井には暗幕を張られていて、
そのグランドピアノの上の空間だけ幕が開いていて、
照明が差し込む感じ。
役者は全員、開場時から板付き。
劇場内に入った時から、なんか普通じゃないぞという空気漂う。
セリフはそれぞれが勝手にしゃべる。
会話はほとんど成り立っていない。
言葉の抑揚や、句読点の入れ方など、わざとはずして変な感じ。
でも、なんだかよく聞こえてくる。
感想は「いい」とか「面白い」とかじゃなくて、「すごい」。
時空間に妥協なくこだわっている感じがした。
演出家の意図がものすごく強く、意表をついた演出なのに、
セリフやストーリが、普通の演出より妙に解り易い。
チェーホフ好きの人から観れば、一言言いたくなるのかもしれないけど、
私は満足した。
いろんな表現方法がある。
その手段は無限。
こういうの観ると、そのことに感動してしまう。
ゆっくりうどんを食べに行く時間がなかったけど、
讃岐に行ったら絶対に食べなきゃと、
高松駅構内のうどん屋へ入った。
ちゃんと美味しかった。
たいしたことないけど、
ホールから瀬戸内海を見た図。
お天気はいまひとつ。